ビットコインを生み出す採掘(マイニング)とは?個人でもマイニングで稼げるか?

ビットコイン(BTC)などの仮想通貨を手に入れる方法のひとつにマイニングという方法があります。ビットコインを採掘するとは一体どういうことでしょうか?

マイニングとは?

マイニングとは、仮想通貨に関する取引データの集合体であるブロックが適正化どうかをマイナー(採掘者)たちが判断し、承認する作業を競う仕組みです。

ある条件を満たした数十桁の数字を見つけて新たなブロックが生成されればブロックチェーンの最後尾にブロックが追加されます。

その結果、マイナーには報酬として12.5ビットコインが与えられます。一連の作業が金を掘り当てるのと似ていることから、マイニングと呼ばれています。

中国のマイナー勢が世界の7割程度のシェアを握る

ブロックの生成は、10分に1回行われる早い者勝ち競争です。ビットコインの誕生当初は個人でもマイナーになれましたが、数字を見つける早い者勝ち競争はコンピュータのパワーを使った演算能力がものをいう世界のため、今ではIT企業の資本力勝負になっています。

ビットコインのマイニングでは安価な電気料金を武器にAntpoolやBTC.comを運営するBitmain(ビットメイン)社を軸とした中国勢のシェアが目立ち、世界の7割程度のシェアを握っています


出所:BLOCKCHAIN

GMOなど日本企業も続々参入

ビットコインでは世界に十数人いるとされるエンジニアで構成する「コア開発者」と呼ぶ団体が取引ルールを決め、記録作業によって実際の取引を支えているマイナー勢も大きな発言力を持つ。

個人マネーの流入で日本はビットコインの取引量で世界最大に浮上しましたが、開発者やマイナーとしての日本勢の存在感は薄く、8月の分裂騒動の際など取引ルールを決める重要な局面でも日本の発言力はほとんどありませんでした。

こうした中で日本のネット証券各社は仮想通貨の世界で存在感を高めることを狙い、マイニング事業に参入することを相次いで決めています

GMOインターネットは2018年4月から本格的にマイニング事業を開始します。GMOインターネットはビットコインを中心としたマイニングのデータセンターを電気代の安い北欧に構築するそうです。

またセンターの運営だけでなく、マイニングかかる設備資金を外部から調達し、その収益を分配する「クラウドマイニング」や子会社が運営するGMOコインに仮想通貨の玉を提供するようです。

 仮想通貨の採掘(ビットコインマイニング)事業に参入

DMM.comも2017年10月から仮想通貨全般のマイニングに関するデータセンターの運営を始め、2018年初めまでにはクラウドマイニングも始めます。

将来的には仮想通貨取引所の運営やICOの関連業務などにも乗り出す予定です。

 DMMが仮想通貨のマイニング事業「DMMマイニングファーム」の運営を10月から開始

SBIホールディングスも2017年8月にマイニング事業を行う子会社のSBI Cryptoを設立し、同時期にマイニングセンターの運営を開始しました。

 FIN/SUM WEEK 2017 仮想通貨の未来

マネックスグループもマイニング事業に参入すると言われています。

マイニング以外ではサイバーエージェントが子会社としてサイバーエージェントビットコインを設立し、2018年春に仮想通貨取引所の開業を予定しています。

オウケイウェイヴも2017年10月に仮想通貨関連事業を目的とする新会社OKfinc LTD.をマレーシア連邦特区であるラブアンに設立しました。

個人でもマイニングで稼げるのか?

もちろん個人でもマイニングをすることは可能です。大きく稼ぐことはできませんが、コツコツと手堅く稼ぐには最適で実際に日本でも実践している人はたくさんいます。

PCでもスマホでも専用アプリさえ用意すればマイニングすることができますが、ある程度本格的に取り組むなら専用のマイニングマシンが必要となります。有名なのは前述のBitmain社のAntminerです。Amazonで70万円で購入できます。

マイニングマシンを使って個人でマイニングすること(ソロマイニング)もできますし、AntPoolのようなプールにマイナー登録して一緒にマイニングする方法(マイニングプール)もあります。

マイニングプールの場合、マシンパワーを集結しますので個人でマイニングするよりもビットコインを獲得できる確率は上がりますが、報酬と得られるビットコインは減ります。

おすすめはクラウドマイニング

個人でマイニングをするならおすすめはクラウドマイニングです。クラウドマイニングとは、マイニングを行っている会社に出資することで配当として仮想通貨をもらえるサービスです。

クラウドマイニングサービスを提供している会社はマイニングかかる設備資金を外部から調達し、その収益を分配するという仕組みです。配当として受け取ることのできる仮想通貨は出資額によって変わります。

クラウドマイニングはマイニングマシーンを準備する必要もなく、マシンを稼働させるための電気代もかからないので手軽にマイニングに参加することができます。

クラウドマイニングサービスはGenesis MiningやHashFlareなどが有名で多くの日本人ユーザも登録していますが、海外のサービスなので使い勝手が悪かったり、中には倒産や詐欺のリスクも少なくありません。

来年にはGMOインターネットやDMM.comがクラウドマイニングサービスを開始するのでこれらを待ってもいいかもしれません。

ビットコインの半減期に注意

ビットコインには半減期という問題もあります。ビットコインの半減期とは、マイニングによる報酬が半分になる時期のことを指します。

一般的に仮想通貨は価値の低下を防ぐため、あらかじめ発行量の上限を決め、徐々に発行数が少なくなるように設計されています。

ビットコインも総発行量の上限を2140年までに2,100万枚と決められており、21万ブロック、つまり約4年ごとに報酬を半減するように設定されています。

ビットコインは2009年に最初のコインの採掘が始まり、当時のマイニング報酬は50BTCでしたが、2012年11月に最初の半減期を迎え、半分の25BTCとなりました。そして、2016年7月には12.5BTCとなったのです。次は2020年ごろに起こり、33回目の半減期を迎えると報酬は0になります。

個人でマイニングを行う際にはこの半減期を意識しておく必要があります。

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